♪サックス2年目物語♪
■2002年6月27日■ 

W杯もいよいよ終盤。
決勝に残った選手達の気合の如く、ここ一週間の私のサックスへの気合たるや相当なものだ。
前回のレッスンでのあのボロボロの醜態、とてもプライドが許さなかった。
いつもは週二回ぐらいの練習でレッスンに行っていた私だったが、今回は違った。
友達との約束も極力避け、残業もせず、仕事後は必死でまっすぐ帰宅して毎晩練習にいそしんだ。
(なぜ、なぜなの・・・・・???( ̄□ ̄;)!!)
家での練習ではすこぶる快調。やっぱりおかしい。レッスンにいくとダメなのだ。
(先生がいるから???)
そう、小心者の私は、先生が見てるってだけで緊張しまくってるのだ、多分。
ひとりで部屋で練習してるときはのびのびと吹いている。が、先生の前ではカチンコチン(-_-;)。
こんな私が、50人もの知らない人の前で吹けるんだろうか・・・・・・・・・・・・・・あいや〜・・・・・・・・・・

「いや〜、聞いてくださいよっ!PCがめっちゃ調子悪くって結局リカバリーしちゃったんですよね〜♪」
スタジオに入るやいなや、先生は嬉しそうにPCの話を始めて盛り上がる。ハイテンション。
私はうわの空でそれを聞き、相槌を打つ。ローテンション。
「それでですね〜、こういうメッセージがでちゃうんですけど、こういう場合どうしたらいいんでしょう?」
先生のPCに関する質問コーナーが始まってしまった(-_-;)
この日は私が15分ほど遅刻して行ってて、しかも珍しく私の後にもレッスンが入っているらしい。
ということは、早くレッスン始めてくれないと発表会に間に合わないじゃん・・・・(・_・、)
結局先生のためのPCコーナーは10分以上にも及び、先生のテンションがあがると共に私のテンションは
下がる一方だった。先生、もしかしたら緊張しまくりの私を和らげようとしてのかもしれないけど・・・。

「じゃあ、今日は低音部、中音部、高音部を意識して吹いて見ましょう。」
な、なぬ?ヽ(。_゜)ノ ヘッ?
「まあいろんな分け方があるんですけど、とりあえずソの音から下のド、シまでを低音部、そして
そこからまたあがって最初のソまでで一区切り、そして次のラから上にあがって上のソまでが
中音部、そしてその上のラから上のファまでが高音部ってかんじですね。
それぞれ低音部、中音部、高音部を吹いてるんだって意識で大事に吹いてみてください。
そろそろ、ただぼーっと音をだすんじゃなくて大事に音をだしていきましょうね。」
ううっ、ボーっと音だしてるな、確かに・・・・σ(^◇^;) っていうか、必死すぎて「大事に」音を
だすなんてこと考えてなかった。余裕がないのよねヤッパシ。
言われた通りに一通り吹いてみる。なぜか高音部に入ると弱気な音になってしまうけど、
まあどうにか。これが普段の演奏の時にもできなきゃあかんのだよね・・・(^_^;)

いよいよ『いそしぎ』。
まずはメインテーマの方を吹く。「じゃ、一人で吹いてみてね」
とうとうひとり立ちの時(爆)。先生無しで、しかもひとりで吹くのは初めてなのよん。ドキドキ。
「う〜ん、まあ大体いいのだけど・・・。♪ラ〜ミラ〜♪って高音・低音・高音って吹くときに
続けて一息で吹こうとしてるから音が不安定なんだよね。無理して続けようとせず、♪ラ〜ミ、で
一旦タンギングして♪ラ〜って新たに吹いたほうがピョロ〜っと情けない音でないで済むはずですよ」
うへへっ、情けない音、やっぱりばれてたか(;^_^A アセアセ
そう、アンブシュアを細かく動かそうとするためにヘンにフラジオしてしまってなんとも情けない音なのだ。
メロディーがゆっくり目なのでその情けなさが妙に目立ってしまう(とほほ)。
言われた通りに無理に続けずタンギングで切って吹くと本当に情けないピョロ〜は無くなってきっちり
した音だしができるようになった。
で、でも、正直タンギングも苦手なのよね・・・・・・

そしてアドリブ部分の『JAZZ ETUDE』。
こちらもとりあえずひとりで吹いてみる。相変わらずボロボロだ。なんでぇええええっ?!
あれだけ家で練習したときはちゃんとできたのにぃっ(/_<。)ビェェン
ま、ここでできなければ家でできてても意味がないのだよね、うん(反省)。
「焦らないで吹いてくださいねっ。3連譜のとこで妙に焦りがちですよね〜(^_^;)」
だって苦手やもん(爆)。先だって指摘された左手薬指のツッパリ症状も再発し、
この3連譜地獄をどうにか克服せねば、晴れのステージを完璧にこなすことは無理である。

「あのぉ〜先生、この楽譜、新しいの欲しいんですけど・・」
「えっ?!なんで?」
「3連譜のとことか、私いろいろ書き込んでしまってるじゃないですか?これ見て吹いてると、
なんか余計にこの3連譜の前に力入ってるような気がして・・・(^_^;)」
「( ̄m ̄*)プッ 確かにそうですよねっ!じゃあ、ステージ用ということで♪」
いぢわる・・・・・(-_-;) まっさらな楽譜をみたら余計に緊張してきたわ(汗)。

レッスンが終わって帰る間際、受付のところで先生が他の先生方と相談している。
「ええっと、○○さん(←私のこと)の件なんですけど、ずーっとひとりでテーマとアドリブ吹くの、
多分大変だと思うので、途中ギターのソロ入れたいんですよね。それから他に
太鼓いれてボサノバな感じで・・」
おいおいっ!誰の話してんのよ、それっ!?( ̄□ ̄;)!!
私がめちゃくちゃ焦った顔でその話を聞きながら呆然と立ち尽くしてるのに気づいた先生方。
「まあ、みんな飲みながら楽しくやりますから〜♪エンジョイ、エンジョイ♪」
「・・・じゃ、じゃあ、誰も私の演奏なんか聞いちゃいないですよねっ?!(^_^;)」
「とんでもない〜っ!みんな集中して聴くに決まってるじゃないですかっ!( ̄ー ̄)ニヤリッ」
・・・・・・・・・やっぱイヂワルだわ・・・・・・・(ノ_・。)

■2002年6月20日■ 

♪人生〜、いろい〜ろっ♪
先生のバンドはCD1枚自主制作して半年で解散。
私の仕事は昨年10月から半年ほど、の契約のはずがいまだに続いている。
人生なかなか思うようにはいかないのでござる。サックスの演奏も然り。うう。

「今日はね〜、サックス調整にだしちゃったから自分のじゃないんですよね〜」
先生のサックス君は今調整にでているらしく、お教室にあるYAMAHAのサックスを使うことになった。
うまい人が演奏すれば、どんな楽器でもうまく聞えるのだけど、そのYAMAHAのサックスはなんかちょっと
勝手が違うみたいで、先生の演奏でも時々ヘンな音がでる。
よくよく見てみると、ハイキーについているフェルトのおさえ(?)が、すんごく分厚くついてるところと、逆に
全くついていないとこがある。
「見てよ、これ・・・。こりゃひどいなぁ・・・・」
うんうん、そりゃひどい。ヘンな音は先生のせいじゃないよっ(爆)

さて、私のほうはというと、セルマー君自体は絶好調。が、私のほうが絶不調┐('〜`;)┌。
なぜか毎週木曜日は雨だし、体調は最悪だし、トルシエJAPANは負けちゃうし・・・・(;_;)ウウウ
「しかもあんまり練習できなかったんですよねぇ〜・・・」
とうとう開き直った私。それでも先生はいつもの笑顔で思いっきり聞えないフリをして
「じゃ、いきましょうか!まず高音部、はいっ!」とスケールの練習の指導。
そして次は低音部。一番したのシからド、ド#、レとあがってまた順番にシに下がる繰り返し。
右手の小指がツル、ツル・・・。ひぃぃいいいいいっ!!
「辛いでしょ〜〜っ???( ̄ー ̄)ニヤリッ いいんです、辛くてナンボですからね〜♪」
最近Sっぽい発言多いっすよね、先生ってば・・・・(-_-;)
ま、マジで辛い、右手ちゃん(T.T)。しかも超低音部なのでアンブシュアも変えなくちゃだし。
先週は高音部をやったと思えば今週は低音部ですか。いやはや恐れ入りました・・・って
感心してる場合ぢゃないんだけどさっ。
右手の緊張は続く。ちょっと吹いては手を休め、またちょっ吹いてはマッサージ。とほほ。

そして『PENT UP HOUSE』にはいる。
「もうだいぶできてますよね〜。先週は最後までもうやりましたよね?ねっ?」
「は、はい・・・・多分・・・・(-_-;)」
「じゃあ、今日はテンポあげていきましょう♪なるべくオリジナルのテンポに近づけていきましょうね!」

メトロノームをセットして最初はゆっくりめからスタート。1回演奏が終わるごとにちょっとづつ
メトロノームのテンポをあげて最後はかなり早いテンポにする。うぐっ、ちょっとキツイかも(^_^;)。
「まあ、こんなところですかね〜。まあこの曲は最初に言いましたように指の練習と思って
もらえればいいですからっ。時々練習と思って自分でもやってみてくださいね〜」

「さて、発表会、どうしましょう?どの曲がいいですか?」
きた・・・。「先生がいいというやつでいいです・・・」私にしちゃ珍しく控えめな発言。
ま、そうしとけば責任は先生にってことで・・・・( ̄ー ̄)ニヤリッと、腹黒なかんじで軽く考えて
いると、先生の口から思わぬ発言が!!( ̄□ ̄;)!!

「じゃあ、『いそしぎ』にしましょうか?あれ、アドリブの楽譜もやりましたよね、確か。」

うっぴょ・・・・・・・・・( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!
確かに『Jazz Etude』という名前でやりましたわ。ああ、やりましたよぉっ!←逆ギレ
でも、でもっ、すんごい難しくて、覚えにくくて、運指もできなくって、半泣きになりながら
ちゃんと最後までできずに終わっちゃったんだよね、確か・・・。
「ええっと、まずテーマ吹いて、で、アドリブ吹いて、また最後にテーマ吹けばどうにかなるよね?」
どうにかなるんすか・・・・・????
「ま、いざとなったら、アドリブの部分はギターにしてもらって、最初と最後のテーマだけ、ってのも
できるし♪ ダイジョーブ、ダイジョーブ(o゚▽゚)oニパッ」
いんや、大丈夫じゃないってば・・・

とりあえず隣のピアノがあるスタジオに移動し、ひっさびさ(半年振り)に『いそしぎ』と、
そのアドリブバージョンの『Jazz Etude』を先生のピアノの伴奏にあわせて吹いてみる。
正直先生のピアノもボロボロだったけど(爆)、私のえんそうは更にボロボロだった。
演奏が終わり、しばらくの沈黙。「はっはっは・・・・ボロボロっすね〜(^。^;)」
お互いひきつった笑顔を交わす。まじでヤバイな、これは・・・という思いが先生の脳裏に
よぎったに違いない。そんな表情を私はみのがさなかったわよ!!
「まあ、練習すれば思い出せますから、きっと。頑張りましょう!」

<来週には曲変更になってる>に全財産!はらたいらに全部!?

■2002年6月13日■ 

「悲しいお知らせがあります。」

ドキッ!( ̄□ ̄;)!!
先生が開口一番悲しそうな顔でそういった。
も、もしやこのスクールつぶれちゃうんじゃぁ・・・・。妙に料金安いしなぁ・・・。怪しいビルにあるし(爆)。

「例の発表会、あれ、7月に延期になりました。ちょっとこちらの都合なんですけど・・・(-_-;)」
( ̄ー ̄)ニヤリッ( ̄ー ̄)ニヤリッ( ̄ー ̄)ニヤリッ
思わず顔がほころんでしまった。
「思いっきり笑いましたね、今・・・・・・。」
「い、いえ、まさかぁ・・・・あははは・・・・・。そうですかあ。それは残念〜♪」
妙に声が明るくなってしまう。
「まあ、先延ばしになったということで練習時間も増える訳ですから、十分気合いれて
準備しましょうねっ(o゚▽゚)oニパッ 日程は大丈夫ですよね?っていうか、強制ですが(キッパリ)」
うちょ・・・・・・・。やっぱり強制参加なのね・・・・・。とほほ(・_・、

いつものように、Eメジャースケールの練習。慣れてきたのか、簡単、簡単♪
先生はこれもまたいつものように「じゃあこの音階で」とか「じゃあこのフレーズで・・」と次々と私に
試練(爆)をしかけてくる。なんというか、口頭でぱぱっと言われてしまうので、脳みそで理解して
指先に反応させるまでだいぶ時間がかかってしまう。
先生は簡単に言うのだが、聞いてる本人はポカンと口をあけて天井を見上げながら
(ええっとぉ・・・・・Aメジャーで3度づつあげて1音下がってぇ・・・)とドタバタ計算地獄になってしまっている。
みんなそんなことないのかなあ・・・・????

で、課題曲『PENT UP HOUSE』。
この曲のオリジナルを探すのはなかなか大変だった。各地のCD屋さんを探したのだけど
なかなか見つからず、結局いつもの奥の手で、HMVのネットショップで検索して1日で配達
してしまった・・・・・。あほらし・・・・。便利なのはいいんだけど、「探す」楽しみがなくなっちゃった
気がする今日この頃。本でもなんでも、自分の足で探すことのほうに価値を見出し始めた。
私としたことがっ?!画鋲や槍が降ってきそう〜!!
で、『PENT UP HOUSE』。最初と最後のテーマ演奏の間はすんごく長いアドリブの嵐。
正直、今までレッスンででてきたなかで一番長いかも(^_^;)
でもテーマはいつもの通り短い。ううむ。
しかも超高音のオンパレード。こりゃ「曲を演奏するってより指使いの練習だと思ってください」と
おっしゃった先生の気持ちがよくわかります。しかも、テンポ速っ!!!( ̄□ ̄;)!!
先週つけたゴムのカバーのお陰でハイキーが滑らず押しやすいと思いきや、なんか邪魔っ(爆)。
でも、「何事も慣れですから」と先生に言われてるのではずさず我慢。
結局左手首の返しを今までより大きめにすることでその問題はクリア。更に左手首の位置を
微調整し、指で押さえるときの方法もちょっと変える必要があった。
う〜ん、慣れなくてめっちゃ腕が疲れてきたけど、これも修行のうちなのね・・・・・・

「そうそう、あともうひとつ残念なお知らせが・・・・(-_-;)」
「やだ、先生。冗談でしょう??」
「いや・・・・・。うちのバンド、解散しちゃったんですよ・・・。」
( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!
今度のライブ、すっごく楽しみにしてたのにぃ・・・・・。
発表会延期の話は私にとっちゃGood Newsなんだから(笑)、本当のBAD NEWSである
この話を先にせんかいっ!!o(><;)(;><)o ジタバタ 
ま、人生いろいろあらあね!とりあえずめげずにファイト!発表会の準備なんかより
バンドの方真剣にやっててくださって構わなくってよぉ〜(^0^*オッホホ←悪

■2002年6月6日■ 

♪こんな〜、はずじゃぁ〜、なか〜った〜よね〜♪という歌が昔あったけど(30代以上ネタ)、
今日はまさにそんなかんじ。

まず今週の課題は、先週先生に指摘された左手薬指の力みによる(?)第一関節の曲がり。
力むというよりは、もっと筋肉を鍛えてコントロールできるようにしたほうがいいのでは、という発想から
実は握力養成ボール(produced by FUNAKI(爆))を手に入れて薬指を重点的に鍛えていた。
W杯ベルギー戦を見ながら必死で左手でモミモミしていたのだ。←ハタからみるとかなり怪しい・・・・
加えて、渋谷に行ったついでにACTUS(セルマー君の輸入代理店)に寄ったところ、ハイキーの
ゴム製カバーが売られていた。これをつければ滑りにくくなるし、ある程度の厚みもでき、運指が楽に
なる上に場合によっては左手薬指の力みも避けられるかも・・・・。
かなりの期待でそれを購入し、さっそく使ってみた。うぐ、思ったよりもかなりの厚みで、まあキー自体は
押しやすくなったけど、もしかして第一関節には逆効果???(;^_^A アセアセ
とりあえず、その説明書に書いてあった”Be Smart....DO IT WITHOUT DRUGS AND ALCOHOL
という言葉に、ジャズの発展にそれらがつきものだったというのがよくわかるような気がした。

「先生、これつけてみたんですけど・・・・どうでしょう?」
「・・・・・というと?」
「吉とでるか、凶とでるか。私のなかでも賛否両論なんですよね〜(^_^;)」
「う〜ん・・・・・。しばらく使ってみて慣れてみないとわからないねえ。滑らないって意味ではよかったかも
だけど、かえって押しにくくなる場合もあるからね。」
やっぱりそうか・・・・・。まあしばらく使ってみることにしよう。

とりあえずいつものようにスケールから。低音を重点的に吹いてみる。あれ?いつもよりいいぞ?
「んっ?いつもよりハッキリ音でてますね〜(いぶかしげな顔)・・・・・っと、マウスピース、
めっちゃ
くわえ過ぎ、という 噂が・・・( ̄m ̄*)プッ」
ヽ(。_゜)ノ ヘッ?マジ???あ、確かに・・・・・(恥)。
そりゃ低音ははっきりでるけど、高音はでないわさ。
『Valse Hot』を吹いてみる。ハイキーのレカバーのお陰か、今日は比較的スムーズに演奏できた。
でも、指の形が気になる。
「う〜ん、そんなに気にするほどじゃないと思うけど・・・・。薬指に限らず、全部の指に
いえることなんだけど もうちょっとキーの縁を押さえるようにしてみてください。」
「こうですか?」
「そうそう。あのね、なにも力まかせにギュって押さえる必要ないんですよ。
軽く押さえないとうまく動かせないし。
縁を押さえる感じにすれば自然と手の位置が全体的に変わるから、そうなると指の関節の曲げ方も
変わってきますしね。あと、オクターブキー、まだイマイチ押さえ辛そうなんかんじですよね。」
「そうなんですう〜(T.T)。このキーのせいで薬指にも力はいっちゃうみたいで・・・」
「左手の親指、もっと手前でいいですよ。そうすれば手のひらの辺りに余裕ができるから・・」
ふむふむ、確かに言う通りにやってみると、問題の薬指も楽になってりきまないでいい感じ♪
もしかしたら、問題は薬指じゃなく、親指だったのかも!( ̄□ ̄;)!!
他にも先生にちょっとしたコツを教えてもらって、どうにかうまくやることができた。あとはこれをカラダに
叩き込むだけだわっ(-_☆)キラーン←体育会系

とりあえずこの曲はもうOKということで、次の曲に。
『PENT UP HOUSE』だ。知らん!(キッパリ)
「こんな曲なんですけどね〜。まあ指の練習だと思って(^_^)」
そ、そういうことを先生が言うときって必ず・・・・・・・( ̄□ ̄;)!!
先生がその曲を演奏し始めた。うぎゃー!先生の指がパカパカすんごい速さで動きまくってる!!!
メロディー的にはそんなに複雑ではなく、似たようなフレーズが続いているのだけど、まずこの曲は
ホ長調(Eメジャー)なので♯が4つもついていることが顔を引きつらせる(爆)。
いつも私が楽譜をもらうと、♯や♭がつく音符に蛍光ペンや赤ペンで丸をつける。
これは子供の頃、ピアノを習っていた時からの習慣だ。
それでいくと、この楽譜も真っ赤に染まるのね・・・・・(遠い目)
しかもまさにジャズ、というかんじで、すべて裏に音が入っている。中途半端な位置の休符。
耳でメロディーとして音を聞くと普通なことが、なんぜ楽譜になるとこうも複雑なのさぁっ(T▽T)
「まぁ、曲をうまく演奏するっていうより指の練習だと思って・・・・ね?」
先生・・・・そういうけどさぁ・・・・・・。せっかくさっき教わった親指やら云々の話なんか、
とっくに頭のなかから消え去ってまた必死で押さえている自分がいる。やれやれ┐('〜`;)┌

いつものように多くの課題を残しながらも、楽しくレッスンは終わった。
サックスの片付けをしながら先生と談笑をしていると、信じられないような発言がいきなり
私を襲った!

「そうそう、8月にやるはずだった発表会、今月末にやることになりましたから♪(o゚▽゚)oニパッ」

( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!
先生・・・・・・んなアホな・・・・聞いてませんぜ・・・・・・・
「ちょっとこっちの都合で申し訳ないんですけど、でもあと3週間もあるし、大丈夫!
都合、大丈夫ですよね?土曜日だし、会社もお休みでしょ??」
「い、いや・・・確かに会社はお休みですけど・・・っていうか、前の日会社休んでFIFAの
公式コンサートに行くんで、翌日はもう体力ないかなぁ〜なんてっσ(^◇^;)」
「ああ、じゃあこんさーと続きでいいじゃないっすか!ほんじゃ決定〜♪♪
どの曲やりたいか、来週までに決めてきてくださいね〜(^_-)-☆」

おいおい・・・・・・・・・・・・・このレベルの私にどないせっちゅうねん・・・・・・知らんぞ・・・・・(O.O;)(oo;)
いきなりブルーになってしまった。♪こんな〜はずじゃぁ〜、なか〜った〜よね〜♪(T.T)

■2002年5月30日■ 

どんなに忙しくても最低一回は練習していかなくてはレッスンを受けている意味がない。
私は今週は結構練習していけるはずだった。なのに〜・・・・(ノ_・。)
数日前に思わぬトラブルが起きてしまい、またもや練習不測、加えて寝不足のままレッスンへ。
うが〜・・・

(最初に言っておいたほうがいいかな、寝不足だって・・・)
レッスンが始まる前から心のなかで思いが錯綜する。一応練習はしたのだ。
苦手だったイントロ部分もどうにか吹けるようになったし、超低音のシも超高音のレミファも
運指は前よりどうにかスムーズになった。
腹式呼吸さえちゃんとできれば前回よりステップアップしてるのは証明できる
はずなんだけど・・・でも寝不足・・・・・アリナ○ン飲んできたけど・・・・(爆)

「チューニングしましょうか?じゃあまずソー♪うん、それで大丈夫ですね。では上のソー。あれっ??」
高音部のソをだすと途端にチューニングが合わない。先生の持つチューナーのデジタルのフリコが
思いっきり右に振れる。
「もう一回だして。う〜ん、下はあってるからマッピの位置はあってると思うんだけど・・・。上の音だから
かみすぎてますね、きっと。そんなにかまなくても大丈夫ですよ〜(^_^)」
そう、カミカミ病もまた再発してるのだ。うぐぐ。

とりあえずチューニングを終えて、スケール練習。どうにかついていくが、結構シンドイ。
間違っても笑って ゴマカす余裕すらない。
「はい、いいですよ。落ち着いて、落ち着いて〜・・・」
いや、焦ってるわけじゃないのよね。しんどいんっす(-_-;)。
「じゃあ曲、いってみましょうか?」
先生と一緒に『Valse Hot』を吹いてみる。すると、今週ずっと練習してきたものがすべて消えて
無くなっている!!先週ここで最後に吹いたのと同じ状態に戻ってる!!しかも音でてないし!
プハーっとヘンな音が合間合間にでてきている。明らかに吹く息の量が足りない。

「もしかしてまた寝てないでしょう?(-_☆)キラーン」
図星・・・・・・。先生、わかっちゃうのね、やっぱし・・・・( ̄□ ̄;)!!
「ハイ、ちょっと昨晩いろいろありまして・・・。れ、練習はちゃんとしたんですけど・・・・」
「寝なくちゃだめですよぉ〜。体力落ちてる時に(サックス)やると貧血になる人もいますからねぇ。」
わかりやした・・・。ああ、サックスは嘘つかなーい(T.T)

で、先生について『Valse Hot』を演奏してるうちにどうにかノリもよくなって、いつもの超高速(爆)
カラオケCDにあわせて演奏したりもできるようになった。
すると先生がふとキョトンとした顔で私の手元をじっと見ている。
「あ、あのさ・・・なんか左手の薬指がすごいことになってるんだけど・・・」
ヽ(。_゜)ノ ヘッ?確かにこの曲やり始めてからすっごく左手が疲れるようにはなったんだけど・・・
「第一間接から曲がってるんだけど・・・・無理してない??(^_^;)」
( ̄□ ̄;)!!ま、まがっとる!!第一間接で・・・・・・・・(呆然)
そりゃ疲れる訳だわ・・・・・・・・。
「ボールを包み込むようなかんじで軽くタッチしてくれればいいんですよ。
いかにも<押さえてます!> ってなかんじじゃなくて大丈夫ですから(笑)。」
そうなんだけど・・・わかってるんだけど・・・・直らない・・・・
「う〜ん、どうしたらいいんだろ?もっと端っこ押さえて見るとか?手首を下げ気味にして、かつ、
手の内側に空間を空けるような感じにして・・・・。」
アタフタしてぱにくってる私の手を先生が「こうです!」と実際に掴んで正しい位置にすえてくれた。
すんまそーん、ものわかりの悪い生徒で・・・・(;_;)ウウウ
「そう、そのままの形で軽いタッチで上げ下げしてみて!♪ソドソドってやってみてください!」
が、最初いい感じでセットされた薬指は、押さえようとするとカクッと力が入って、また第一間接から
ヘンな形で曲がってしまう。
「( ̄m ̄*)プッ」
先生〜、笑わないでよぉ〜、本人真剣に悩んでるんですからぁ〜・・・・(T▽T)
「あ、すみません(爆)。気楽に気楽に♪握力つけたらいいかもしれませんね〜。ほら、ボール握って
やるやつとかあるでしょ?手が小さいのはどうにもならないかもしれないけど、握力はつけられますから♪」
サックスってやっぱり体力勝負なのねって!φ(.. )メモメモ

後日、私はパンクラスの船木プロデュースの握力増強ボールを買ったのは言うまでもない。
TV見ながら、ネットしながら、ニギニギニギニギ・・・・・・・。絶対克服するぞ〜!!

■2002年5月23日■ 

「忙しくて今週は練習していけませんので・・・(-_-;)」
レッスンの数日前、私は早々に先生にお詫びの言葉のメールを送っていた。
今週はとてもドタバタしていて、練習が思うようにできなかった。
いや、本当は練習したのだ。したんだけど、納得できるレベルまで練習できなかったのだ。
ああ、A型って嫌・・・・σ(^◇^;) こういうときに完ぺき主義な自分が嫌になる。
もっと楽しもうよ〜と思うけど・・・納得できう仕上がりにしたい、という気持ちの方が先にたってしまう。

しかし、先生にはそんな言い訳は無用だった┐('〜`;)┌
「じゃ、まずいつもの通り音だしから〜♪」
先生について音だしをする。最近は超高音部に加えて超低音部もやらされる。
「結構厳しいと思うんですけどね、このヘンは。でも、ロリンズの曲やるんだったら、オリジナルの
B♭と同じ 低い渋い音階で吹いて練習すると運指の練習にもなるしいいですよ。
でもそれをするとなると、 こういう低い音もだせるようにならないと・・・・。小指鍛えないとね。」
そう、私は小指が立っちゃう女(爆)
マイクを持つ手も、グラスをもつ手も、ピアノを弾く手も、すべて小指がたっている!うっきー!!!
立った小指でキーを押すと、その分時間差でタッチが遅くなる。これはパソコンのキーボードを打つ場合
でも致命的だし、子供の頃ピアノを習っている時から先生によく「小指!」って叱られてたものだ。
ううっ、サックスでもやっぱり小指かあ・・・。思わぬところに私を苦しめる伏兵がいたもんだ(^。^;)
加えて、超低音部をきれいに出すためには、アンブシュアもキーになる。
カミカミ君のままでは、高音部はだしやすくても低音部ではそれが致命的となる。
必死で下あごを猪木のようにだし、ゆるいかんじでブワーっとだす。が、私がやるとなぜか音が二段階に
でてしまう。最初ちょっと高めの音がでて、その後低い音がでる。
先生の言うには、後の音が正しい音らしい。
「あごがまだコントロール足りないんですよね・・・。小指も必死で押さえつつ、あごも気にしてください。」
ううっ、もう頭の中は一杯一杯すよ、しぇんしぇ〜・・・・・・・(T▽T)

そして今日はとりあえず『Valse Hot』。ちなみに、「Valse」は英語でワルツのことなんだって。
だから三拍子(当たり前だが)。かといってテンポはめちゃ速いので、かえってその三拍子にシンコペーション
なんかが絡んできちゃったりするともう大変!サックスの練習自体はあまりできなかったけど、
リズムをとるために実はCDを死ぬほど聞いていた私σ(^◇^;)
朝晩+入浴時もひたすら聞いて、リズムを身体に叩き込むことだけは絶えずやっていた。
メロディーもすっかり頭に入っていたので、あとはその通りに指を動かして吹くだけ!簡単じゃん!(嘘)

とりあえずイントロができない。練習の時もそうだったがイントロの単純なメロの運指ができない。
ミ♭が問題。また小指σ(^◇^;)。今日はもう小指小指小指の日。ぶっちぎりたい程だ。
テーマの部分は何度か演奏してどうにか聞けるようにはなってきたので、またイントロの部分に戻り、
いろいろパターンを変えて吹かせられる。難しい運指、苦手な運指も、一気にマスターしようとはせず、
まずは細切れにして二音、三音、と、ちょっとづつ音を足していってふけるようにする。
先生の根気の努力のおかげで(そう、私の根気ではない)、どうにかイントロも最後にはこなせる
ようになってはきたが、カラオケの早いテンポとあわせるとついていけない(^。^;) はふん(T.T)

最後に、私が先生にお貸しするために持ってきたCDのなかの『Valse hot』を一緒に聞く。
CDの二曲目にその曲は入っているのだが、1曲目は『Oleo』だった。
あまりの自分の出来の悪さに凹みながらサックスを片付ける私に、
「あ、これも楽譜あったな。はい!」とその『Oleo』の楽譜をくれた。
先生、嬉しいけど・・・・・まさかこれも練習してこいってことじゃないよね・・・・・・・(;^_^A アセアセ

■2002年5月16日■ 

ヘロヘロレッスンから一週間。
前回の「音でない事件」は正直自分にとってはショックな出来事であった。
ピアノなどの鍵盤楽器とかであれば気落ちしてたら音色としてでることはあっても、
「音が出ない」などということは絶対にない。鍵盤たたけば猫だって音がだせるのだ。
でも、先週の私はサックスの音がだせなかった。自分では元気なはずだったけど、やっぱり身内の

葬式の 次の日のレッスン、ってのはちと無理だったかしら?(^_^;)

今日は音でないなんて無様な真似はしないぞぉ〜と意気込みながらも、前日の残業で実は
ちと寝不足。
でも、ちゃんとご飯食べてきたし〜<(`^´)>エッヘン・・・ってそういう問題じゃないけど(-_-;)

「いや〜、あの後爆睡してから練習したらちゃんと音でました〜♪」
「あはは(爆)。そうでしょう?そういうもんっすよ〜(^^)」
そういうもんなのねφ(.. )メモメモ
で、『St.Thomas』の演奏。
「テンポきっちりつけていきましょ♪ 実は僕、最近バンドの練習で『お前テンポ悪いぞ〜』って
言われ ちゃって ・・・・(;^_^A アセアセ 自分ひとりで演奏してると気づかないもんなんですよね。
だから今日はテンポ重視!」
・・・・・・・・・・・それって先生の問題じゃ・・・・(爆)。
でも実際私もテンポ先走り症候群なのは確かσ(^◇^;)。特に好きな曲だったり得意な曲だったり
すると どんどん走る走る!サックス界のQちゃんと化す!!
先生は窓際にメトロノームをセットする。最初はゆっくりなテンポで、そして1コーラスごとに
ちょっとずつ テンポを 早くしていく。
「せ、先生・・・・めっちゃ早いんすけど・・・・結構限界かもぉ〜・・・・(-_-;)」
「大丈夫、大丈夫〜!!段々調子に乗ってきたよぉ〜!ほんじゃ次はこのテンポ!ワン、ツー!」
かなり早い。でもオリジナルCD(『サキソフォン・コロッサス』)に合わせて練習してたので、
ビビりながらも とりあえずこなしていく。
「じゃあそろそろカラオケでやってみるか?( ̄ー ̄)ニヤリッ」
そう、先週カラオケを聴いたときはめっちゃ早すぎてついていけず、思わずふたりで爆笑してしまった
程 なのだ。
「ここまで早くできればいけるっしょ?『ワン・ツー』ですぐ始まるからね!準備!」
おうっ、準備OKよ!来るなら来てみろっ!!←ほとんど戦い前のレスラーの気分(爆)
実際、先週は鬼のように早いと思えたカラオケだったけど、どうにか今回はついていけた♪
これって上達?

「で、たとえばこういうアレンジの方法もあります・・・」と先生がカッコイイアレンジを演奏してくれる。
うんうん、それってロリンズっぽい。っちゅーかロリンズそのものなんすけど(爆)。
でも初めて聴いたかのように素直に感動する私。いい生徒だ、全く(o゚▽゚)oニパッ

「ほんじゃ〜この曲はもうOK!で、次はこれ〜」
と取り出された楽譜は二枚。『Blue seven』と『Valse Hot』だ。
う〜ん、前の曲は確かサキコロの最後に入ってた曲だから聴いたことあるけど、ふたつめは???
「先生、私、こっちは知ってるけどこっちは知らないかも・・・」
「僕もこっちはオリジナル聞いたことないです(キッパリ)。」ありゃ、そうなの???
「『Blue seven』はジャズっていうよりブルースね。これはゆっくりでほとんど同じフレーズだから
簡単にふけると思います。あとでアレンジっていうかアドリブをこれでやってみましょう?(なぬ?)
で、もうひとつのほうはワルツ。超高音ってある本には書いてある一番上の音がたくさんでてくるから
指の練習になりますからね〜♪」
うぐ・・・確かに。私の苦手な超高音(笑)の集中攻撃っ!!練習せねばっ!!

「あ、ちなみに余談なんですけど・・・。この『Blue・・』のほうは僕がアメリカで勉強してた先生が
このコードで『Over The Rainbow』を吹いてくれたんですよぉ〜♪」と、いきなりこの曲のカラオケを
バックに『Over The Rainbow』をかっこいいジャズアレンジで演奏してくれた。
おおっ、いいぞ!(^-^)//""パチパチ
こんな風にいろいろ遊べるようになりたいなあ。まだ楽譜にベッタリちゃんだからなぁ〜・・・(遠い目)
頑張りスマッシュ!(おさる風)

■2002年5月9日■ 

GWをはさんで一週飛ばし。
マジメなたねたんは北海道旅行から帰ってきた翌日の日曜費に振り替えでレッスンをするはずだった。
(本当は熱気球に乗った話を先生に自慢したかっただけという噂も(爆))
が、旅から戻ってきたその日から元気だった祖母が危篤状態に陥り、振り替えはオジャンに。
「そういうことで今病院で、いつ家に帰れるかもわからんから多分明日のレッスンは無理っす〜(・_・、)」と
夜中の3時にメールをしたが数日待っても返事こず。
ビビっちゃったかしら(^_^;) ま、いいや。

とりあえず本来のレッスン日の木曜日のいつもの時間のスクールへ。
ここ数日のドタバタのせいか、体調が悪い。頭痛・疲労はいつものことだが、今日は吐き気も。
吹いたらはいちゃったらどうしよう。お嫁にいけないわ・・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;)

「おばあさん、お元気になられました?(^-^)ニコ」
「いや、昨日お葬式だったんですけど・・・・・・」
「( ̄□ ̄;)!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
気まずい沈黙が狭いスタジオ内に。よもやそんな状態であるとは私のメールからは想像がつかず、
だから気軽に考えてあえてメールに返事もしなかったらしい。
「そんな状態でわざわざレッスンこなくても・・・。休んでくれてもよかったんですよぉ・・・(・_・;)」
とっても心配そうな先生。
「うん、でも先週もやってないし、今日も休んじゃったら一生来れなくなっちゃいそうだから。私、なまけ癖あるし。」
「そーっすか。それならそういうときこそビシバシやりましょうっ!(キッパリ)」
い、いや・・・・ビシバシはやんなくていいんすけど・・・・(爆)。切り替え早すぎ(笑)。

とにもかくにも、いつものようにレッスンは始まった。
前回のレッスンの最後に、大好きな『St.Thomas』の楽譜を、ピアノ譜とE♭(アルト用)とB♭(テナー用)の
3種類を見せてもらったのだけど、実はその楽譜は私にくださったものだったらしいσ(^◇^;)
私はただ見せてくれたもんだと思い、置いて帰ったのだ。先生、ごめんちゃいm(__)mペコ
どうりで、(今回は宿題ないのかなぁ・・・)と不思議に思いながらひたすら『Doxy』を練習して
いた私であった。☆○(゜ο゜)oドカッ!>自分

・・・ということで、とりあえず『Doxy』の復習。
これはもう何度も吹いているのでとりあえずOKがでた。先生が何種類かカラオケを持ってきていて
それぞれテンポやアレンジが違うので合わせて吹いてみる。先生も当然一緒に吹いてくれて、
なんかバンドでセッションしてるみたいで超楽しい〜っ♪♪

そして問題はその次。
オクターブキーを押しながら一番高いレ・ミ・ファの出し方を教わっていた時事件は起きた。
一番上のファを出そうとすると息がスハーっとネックの左あたりから抜けてしまって、音自体も高音にならない。
「もうちょっと下あごだして・・・・」
先生はいろいろアドバイスをくださるので、その通りにやってみるのだがどうにも音がでない。
そしてそれをきっかけに、なんと他の音もでなくなってしまったのだ!!( ̄□ ̄;)!!
サックスを始めた頃から「音がでない」という目にはあまりあったことがなかった私。
ラッキーだったのか、最初っからビシバシ音はでていたのだ(音程合ってるかは別にして)。
だから、こんなに音がでないなんて事は正直初めてで、頭のなかがパニくってしまったのだ。
「ちょっと楽器取り替えてみようか?」
先生に自分の楽器を渡し、調子悪くないかどうか調べてもらう。
「うわっ、すんげーいい音でるなぁ、やっぱ・・・。」
めっちゃいい音でてるやん(爆)。吹くべき人が吹くとこの楽器すんごくいい音なのね・・・(-_-;)
つまり、楽器のせいではないのである。

「・・・・・そうだっ!ここ数日、ちゃんと寝てないでしょ???(-_☆)キラーン」
うん、確かに睡眠不足。そりゃそうだわさ、旅行中は当分寝てないし、帰ってから残りの2日間の
休みで爆睡しようと思ってたら祖母の危篤&お葬式。寝る暇なんかないっちゅーの。
「ああ、だからだよ。ほら、最初の時に、『失恋したりすると音がでなくなる』って話、したでしょ?
あれと一緒で、精神的に参ってたり、睡眠不足で体力落ちてたりするとお腹に力入らないから
吹く息が弱まってて音がでないんだよ」
そ・・・・そうなのっ????(;^_^A アセアセ
「ほんじゃー、曲はとりあえずお休み!そうだなー、じゃあ、あの道路の向かいのビルの中にいる人に
向かって『バカヤローっ!』って叫ぶつもりでソの音でロングトーン吹いてみて♪」
あらやだ、なんとなく『ガチンコ』みたいな世界になってきたわ(爆)
多少不安に思いつつも、思いっきり息を吸って言われた通りにやってみる。
すると、いつものようなハッキリした音がでた。
「ほらね、やっぱり息がちゃんとでてなかったんだよ。じゃあ次はラの音で短めに切りながらやってみて」
これも同じようにでる。そこからちょっとづつ音数を増やしていき、簡単なスケールを吹いていく。
先生のこのリハビリは早速効果がでて、最後には最初にでなかった高音のファもちゃんとでるように
なった。サックスって本当に敏感な楽器である。無理はいけない。

「では、音もちゃんとでるようになったところで大好きな『St.Thomas』いきますかっ??( ̄ー ̄)ニヤリッ」
先生には、私がこの曲を携帯の着メロにまでしてることまでバレている。
で、初見でいきなり最後まで吹かされる。うげっ、♯が3つ・・・・ということはドとファとソが半音あがる訳
でぇ・・と考えてる暇などなく、カラオケの伴奏に合わせて何度も繰り返し吹かされる。
ひえ〜っ、超スパルタっ!!!!き、昨日までお葬式だったのよぉ・・・という心の叫びはサックスの音に消され
パニくりながらも段々とどうにかふけるようになってきたから不思議。
そう、メロ自体は脳味噌のしわすべてに刻み込まれてるくらいなのだから、運指さえ把握できればあっという間だ。
「これからロリンズばっかりどんどんやりますからね〜!」
わ〜い、嬉しいなっ(^。^/)ウフッ 頑張りま〜す(^o^)ゞ

帰り道は気分は晴れ晴れで体調もよくなっていた。
やっぱり無理してでもレッスンに行って本当によかった〜♪

■2002年4月25日■

なぜか木曜日はいつも雨┐('〜`;)┌。
サックスの日に雨だと荷物が多くて辛いんだけど・・・・。
しかし、そんなこたぁ言ってられん!今日こそ頑張るぞ!なぜなら、アドリブが待ってるからっ!(怖)
家でCDかけながら必死でいろいろ練習したけどどうもね〜・・・な〜んか沖縄民謡ちっくというか・・・(爆)
表面は明るく、しかし内心はかなりビビりながら、いつもより早めに家をでた。

珍しく15分前にスクールに到着。
早すぎたのか、受付に誰もいない。
(ふんっ、たまに早くきたかと思えば誰もいないじゃん・・・)
早めに教室に入って準備しようと思っていた私はすっかり出鼻をくじかれた格好になった。
仕方がないので受付前のベンチに座り携帯でメールをチェックしていると、オーナーのIさんがやってきた。
「あれっ?いいよ、教室入って。どうぞ、どうぞ♪」
「すみませ〜ん。じゃあ・・・・」
とりあえず先に準備しとくかぁ・・・。先生きっと前にレッスンなくってどっかで夕飯でも食べてるんだな、きっと。
階下のスタジオのフロアーに入り、一番奥のいつもの教室に向かう。
と、その方向からすんごい勢いのサックスの音色が・・・・・。
( ̄□ ̄;)!!
先生が思いっきりサックス吹いてた。しかもCD(カラオケ?)流しながらそれにあわせて・・・。
すんごいのである。かなりアップテンポな曲で、すごい勢い!
私はドアをそっとあけた。先生はドアに背を向けて拭いているので私に気づかない。
ドアを何度かガンガンたたき、「せんせ〜い!こんば〜んは〜!!」とかなり大きい声で叫んでみるも、
まーーーーったくお気づきにならない(^_^;)
仕方がないのでしばらくドアに寄りかかったままぼーっとその演奏を聴いていた。
だいぶ経ってから楽譜をめくろうとしてふと横を向いた瞬間、背後霊のように黙って立っている私に
やっと気づき、「おわっ!?いっ、いつからいたの???( ̄□ ̄;)!!」と焦りまくる先生。
「かなり前からです・・・・・・・何度も叫んだんですけど・・・・・・・今日はこのまま終るかと・・・」
「いやぁ〜、ビックリしたなあ、もう!」こっちじゃ、ビックリしたのはっ!はよ気付けっ(爆)
思いっきり熱中して演奏しているのを気づかないところで見られていたのが余程恥ずかしかったのか、
レッスンはいきなり始まった(爆)。私がサックスを組み立てている最中から先生の講義が始まる。
もうちょっと先生の演奏聞いてたかったけどな〜。

「ほんじゃまあ、とりあえず吹いてみましょうか?」
そうだ、今日は私、『DOXY』のオリジナルCDを持ってきてるのだ♪
すると先生、早速そのCDをかけ、「ちょっと参考に聴いてみましょうね(^-^)ニコ」とおっしゃる。
(百万回ぐらい家で聴いてるんだけどな〜・・・)ということはおくびにもださず、ニッコリ笑って先生と
一緒にマイルスとロリンズの演奏に耳を傾ける。
「くぅ〜、やっぱカッコイイなぁ〜o(><;)(;><)o」
アドリブのソロを聴いて、かなり感激してるご様子。
でしょう、でしょう〜〜???そんなの聴いちゃったらね〜、急にアドリブやれって言われたって
できなくなるのがフツーの素人ってもんよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!と
最大効果のありそうな言い訳を口にしようと思った瞬間、「じゃ、吹きましょうかねえ」といきなり
レッスン。んなアホな・・・(-_-;)。

でも、耳で聴きなれた演奏が流れてるので、家で練習してる時のように気分はいい♪(気分だけ)
が、肝心のアドリブのところにくると、また止まってしまう私(・_・、)。できね〜よぉ〜(号泣)。
「じゃあ、とりあえずソとシ♭だけでいいからリズムだけとる練習しよう!先生についてきて
先生の真似して吹いてみて!」
うん、それならできそう♪
必死でついていこうとするも、私がソを吹くと先生はシ♭、じゃあ・・・と、シ♭を吹くと今度はソを
吹く。んがーっ、全部遅れてるぅう!!(;^_^A アセアセ
最後にはもうどうでもよくなって(爆)、先生の音は無視して勝手にひとりでシ♭とソでリズムを
作って吹いて終った。

「う〜ん・・・・・。まあだいぶよくなったけどぉ・・・(←なにか言いたげな顔)。
じゃあ今度は、リズムの基礎練習ね!ずっとソの音でいいから真似して吹いて!」
結局その後、タンギングの練習も加えてジャズっぽいリズムの取り方の練習が続いた。
「あ、それから、ジャズサックスの場合、スタッカートってあんまり意識しないでいいから。
最大限に音を短く、まあタンギングで止めてメリハリつけるって意識だけでいい。
ピアノみたいにタンッ!ってはねさせなくちゃいけないわけでもないからそんなに無理に跳ねさせよう
とは思わないでいいからね」とのことだった。
気づけば指がピアノの時みたいに意味なく跳ねてるし・・・・σ(^◇^;)
タンギングね、タンギング!これもイマイチ苦手なんだよね〜・・・・・

結局毎度のことながらまたレッスン時間は大幅オーバー。
しかもその後、今度は私がHP関連のことをご教授する立場になり受付で話し込んでしまい、
更にスクールオーナーのIさんから「お取り込み中すみませんが、お腹すいたので続きはうどんでも
食いながら・・・ってことで・・・」というお誘いがあり、そのまま近所のうどんやさんで温かいおうどんを
ご馳走になりながらサックスとは全く関係のない話で3人で大盛り上がり(爆)していたら、
あっという間に終電が終っていたのでした。♪チャンチャン♪
おうどんはゴチだったのに結局タクって帰る羽目になって、高いレッスン代になっちまったぜ・・・(涙)
んでも楽しかったけれどもさっ(o゚▽゚)oニパッ たまにはこういうのもないとね♪
・・・・・・ところで、来週の宿題ってなに?????ヘ(__ヘ)☆\(^^;)

■2002年4月18日■ 

結構練習したつもりだった。
『Doxy』は16小節のラブソング・・・じゃなくて(爆)、本当にたった16小節のメロだから。
ちなみに、オリジナルはマイルス・デイビスの『Bags Groove』のなかでロリンズ様が楽しげに吹いてる
やつで、しっかり私の所有CDのなかにあった。
しかも先生がくれた楽譜はロリンズのテナーにあわせて移調してある楽譜だったので、CDとあわせて吹くと
ハモるのではなく合奏になる!本当にロリンズ様がお手本となってくれるのだ♪

これだけ条件がそろえば練習にだって力が入るってもの。
私は平日の夜だろうとなんだろうと、練習しまくった。近所から文句がこようとうまくなるほうが先・・・・・。
そう思わせてしまう程、この曲の練習はすごく楽しかった。自分がちょっとうまくなったような気がした。
(気がしてるだけなんだけど)
ほぼ暗譜もしたし、先生の前でちゃんと吹ければなぁ・・・。

教室に入り、少々音あわせをして早速レッスンにはいる。
あいにく今日は曇りの天気で、朝から頭痛がしておりどうも体調がよろしくない。ヤバイ・・・(-_-;)
一番上のミが運指はできてるはずなのに音がでない。緊張してるのと、体調がよろしくないのとで
腹式呼吸ができてないらしい。必死でブレスをしてどうにか吹く。ぜいぜい・・・・。
「なんか今日は辛そうですね〜」と先生。
「ええ、天気悪いですから。」と私。
「ヽ(。_゜)ノ ヘッ?天気なんて関係あるの??」と先生。
「ヽ(。_゜)ノ ヘッ?天気悪いから頭痛って普通じゃないですか?低気圧だから・・・」と私。
私より8歳も若い先生には、この辛さはわからないらしい・・・。すっごいいぶかしげな目で見られてる。ぐぞぅ。
「まぁ気のせいでしょう(^-^)ニコ」と先生。おい、話をそらすなっ!(爆)

「う〜ん、大体いいんですね〜。ほんじゃー、これをジャズっぽく聞かせるためにはぁ・・・」
と裏技講義にはいる。楽譜通りに吹くのに神経使い過ぎるのはジャズじゃない。アレンジが大事、と仰る。
φ(.. )メモメモ うん、確かに私もそうおもいまふ。んでも、まだまだアレンジなんて考える余裕は
ないっすよぉ・・・・・。
「ここの、♪ミ〜レ♪ってとこ。ミとレの間にちっちゃくかすかにファを入れるとジャズっぽいっていうか、
ちょっと『こいつできるな!』ってかんじに聞えるからやってみて!曲のなかに全部で4回チャンスがあるから!」
と、いきなりカラオケCDをかけてそのリズムで吹きながらそれをやれとおっしゃる。ヾ(・・;)ォィォィ
そのカラオケ、オリジナルよりめっちゃテンポが早い。できるかいな〜!!
「先生、それ、ちと早すぎ・・・・・・。もうちっと遅めにさせて〜・・・・」ちょっとぶりっこしてみる(爆)。
「え〜っ?!もう〜ワガママなんだからぁ〜っ!(オカマ風)ほんじゃ、メトロノーム使うから、まずはこの
テンポでやってみて!」
おおっ、メトロノームちゃん、なんて久しぶりなのっ?高校の音楽室以来だわ・・・
な〜んて懐かしがってる暇はなく、すぐに吹かせられた。最初はゆっくり。で、OKがでると、ちょっとずつ早く
させられて、気づけばさっきのカラオケより早いやん!!!しかもレスなしでずーっと吹きっぱなし!(疲)

「このメロはどうにかいけるね〜。じゃあ次はアドリブなんですけどぉ〜・・」
( ̄□ ̄;)!!いよいよ・・・・・。
「ええっと、こっちの楽譜のここに書いてあるBlues Scaleの音使ってテキトーに吹いてみて♪」
そ、そんなこと簡単におっしゃいますがぁ・・・・・そうすりゃええのよ・・・・その楽譜今初めて見たんすけど・・・・
結局レッスン時間を大幅に延長していたこともあり(爆)、生徒にあるまじき「拒絶」をして(爆)その場では
アドリブすることなくレッスンを終えた私σ(^◇^;)
「先生、家で練習してくるからぁ・・・・宿題にしてやってくるからぁ・・・・・(泣)」
「宿題には当然するつもりだったから!もう〜、ちゃんとやんないと上達しないぞ〜(怒)」
先生、ちと怒ってるご様子。すんまそ〜ん・・・・・小心者な上に今日は体調悪いもんで本日のところは
楽譜通りに吹くので「いっぱいいっぱい」なのでごじゃりますぅ〜(・_・、)
次回は、次回こそはっ!!(不安)

なんか一気に暗くなってしまった。
前々回、「サックス、楽しい?みんな辛いって言ってるけど・・・(・_・;)」って言われた意味がやっと
わかった気がする。もしかしてこの先もこんなかんじなんやろか・・・・・地獄じゃ・・・・・・

■2002年4月11日■ 

「今週で『いそしぎ』は終わりにしてみせる・・・・(必死)」
先週レッスンから帰ってきてからずっと私はそう思っていた。
この日記をつけているおかげでわかるが、既にこの曲をやり始めてから今週で4週目。
1ヶ月である(^_^;)。
まぁ、ピアノを習っていた時でも難しい曲だともっとかかる場合もあったけど・・・・。
もっともっと練習する時間さえあれば、もっと早く仕上がってた気がする(ほんま、気がするだけなんやけど)
だけに、絶対に今週で終わりにさせたいという気持ちが沸き起こっていた。
で、必死で練習、練習。
あまりにも練習しすぎて、仕事の間や、通勤途中、道を歩いてる時、常にこの曲のフレーズが頭に浮かんできて
マウスを握る手や切符を持つ手が知らない間に曲の運指になってたり・・・・。
「折りたたみ傘や電車の手すりで練習したりという方法もある」って前に先生から聞いたときは
(そりゃ、周りの人が引くぞ・・・・)と思ったりもしたけれど、今はそんな気分(*^_^*)
だからといって、そういう執着ぶりが上達の度合いと比例するわけでは全くないのだけど。(とほほ)

いつもより5分ほど遅れてスクールに到着したため、準備が足りないままにレッスンが始まってしまった。
「椅子がね・・・・」
「は?」
「いす、そっちのほうが高いでしょ?そのほうが吹きやすいかな、っておもって。」
確かに先生が座ってるのより、私のいすのほうが高い。先生を見下しながらの演奏。かえって緊張する!(爆)
でも普段家での練習は立ってやってるので高いいすのほうがいいかも。
「まぁ、そういうのはあまり上達とは関係ないかもしれないですけどね。どんな状態でもちゃんと吹ける
ようになるってのがベストなわけで・・・」
はい、おっしゃる通りでござんすm(__)mペコ

で、『いそしぎ』の『JAZZ ETUDE』を必死で吹いた訳で・・・σ(^◇^;)
まぁ多少つっかえつっかえしたところはあったけど、どうにか最初から最後までふけるようになった。
「ま、いろいろ言いたいことはありますが(爆)、とりあえず合格ってことで・・・」
なんか、そういう言い方されると気になる!
「先生、また練習してくるから、完璧になるまでチェックしてください!」
思わぬ言葉が口をついて出た。が、そんな宣言も次の瞬間モロく崩れ去ることになる。
「で、次の曲なんですけど・・・・ジャズばっかりになっちゃうんですけどぉ・・」
先生ってば♪私がジャズ好きなの知ってるくせにぃ〜♪( ̄ー ̄)ニヤリッ
「ロリンズ、やりたいっすよね?( ̄ー ̄)ニヤリッ」
そりゃやりたいに決まってるじゃないのよぉ!
「チャーリー・パーカーとかもあるんですけどね・・・。どれにしよっかなぁ♪」
もったいぶって楽譜をペラペラめくるいぢわるな先生。そう、もうその時には私の頭のなかからは
『いそしぎ』なんちゅう言葉は遥か遠くに消え去っていたのさ〜〜っ!(爆)

「あ、これがいいや♪今までやってた『いそしぎ』なんかより100倍簡単ですから♪」
Doxy』だって。聞いたことあったかな?σ(^◇^;) 私、曲名ってあんまり覚えられないのよね〜
先生が見本を吹いてくださってやっとかすかに思い出した。うん、この曲、持ってるCDのどっかに
入ってるはず!
嬉しい〜♪やっとジャズっぽい曲だぁ♪頑張るじょぉ〜♪♪

しかし、これはこれから始まる苦行の第一章に過ぎないことを、本人は知るよしもなかった・・・・・・

■2002年4月4日■ 

先週のボロボロさ加減に自分でも頭にきていた私は、今週結構練習した。
平日の夜、ご近所迷惑顧みず、プーパープーパー吹いた。
家で練習してると結構うまく順調にいくのよね、これが・・・・・。
先生に家にきてもらって聴いて欲しいってかんじ。いや、ほんと。

(今日は最後までいくぞ〜)と心のなかで誓いながらスクールへ。
「あ、今日、教室ちょっと薄暗くて怪しいですけど・・すいません(;^_^A アセアセ」
(・_・?)なんだ?と思いながら先にひとりでいつもの教室に行ってみると・・・・・・。
電灯が一個しかついてないっ!!(爆)
うがー!これじゃ楽譜がよく見えないやん!!(汗)

「すいませんね〜。なんかさっき突然切れちゃったみたいで・・・(^.^)」
「いや、あの、楽譜があんまりよく見えないんですけど・・・・・・」
「あ、ほんと?まぁでももう暗譜してるみたいだから大丈夫っしょ?」
してないって・・・・・暗譜したかったけど指がついていってないって・・・・・・だめだって・・・・・・
私の不安をよそに、先生はさわやかにレッスンを開始した。
「じゃあ、3連譜からね。ドレド、レミレ・・・って順番に吹いてって!」
このあたりはどうにかこなせた。
「じゃあ、次のフレーズ、同じように吹いてみて!」
先生が短いフレーズを次々と吹き、吹き終わると私が吹く。これも必死でどうにかついていく。

「そろそろ指が動いてきたかな?じゃあ、本題に入りましょう♪」
いよいよメインテーマの『いそしぎ』にはいる。
とりあえず最初から吹いてみると、やっぱり先週と同じ箇所でつまずいてしまう。
おっかしいなぁ・・・家ではちゃんとできてたのにぃ(・_・、)
シのフラットとソ♯、そしてすぐにシのナチュラル、と16分音符で大忙しなのだ。
先週までの猛練習(?)でもうこの辺のメロはしっかり頭に入ってるのだけど指がついていかない
もどかしさ。さらにずっとオクターブキーを押しっぱなしだったメロのなかで急にオクターブ下の♪ソシレが
でてくるとアンブシュアをすぐに緩めなくてはいけないので運指ばかりに集中してるわけにはいかない。
ああ、忙しっ(;^_^A アセアセ

「得意なフレーズのとこだと走るね〜(笑)。でも段々メロが頭に入ってきたから楽になったんじゃない?
後はブレスの位置だね。それから、タンギング!メリハリつけたほうが演奏もし易いよ」
先生のアドバイスを頭にがんがん叩き込みながらも、なかなか腕がおいつかない。くすん。
とりあえず最後のフレーズまで行ったけど、やっぱりボロボロでした〜・・・・あはは・・・・
ら、来週こそはぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ぼそっ)
「そうだ!先生、メールでの宿題の答えは?コード(和音)のなかで最初の2音が短音か長音かで
メジャーかマイナーか、って分かれる・・・で正解?」
「ピンポーン♪V(^0^)」
ああ、よかった。これさえわかればもう今日はいいや┐('〜`;)┌ ←おいっ、あきらめんなっ!

レッスンが終わり、受付で次回のレッスンの予約をしていると、スクールの代表の方が話しかけてきた。
「サックス、いつからやってるの?」
「ええっと・・・・。二年目ですね。まだビギナーですぅ(*^_^*)」
「楽しい?」
「へっ?」
「いやさ、サックスやってる人って、『辛いのよ〜』ってみんなよく言ってるから・・・」
「???そ、そうなんですか??いや、私の場合はめちゃ楽しいですよっ(キッパリ)
そうじゃなくちゃこの飽き性の私が1年以上も続けられないですから。まあそれも先生の
楽しいレッスンのおかげですね〜(ヨイショっと!)」
「ふ〜ん、そうなんだぁ。じゃあ今度セッションしようよ!一人でやってるだけじゃつまらんでしょ?」
へっ?ヽ(。_゜)ノ せ、セッションとなっ?
「いいですね。発表会も夏にありますし。あ、強制的にださせるつもりですから(キッパリ)」と
先生が急に・・・・・。は、発表会だとぉ〜?????????
さてっと、聞かなかったことにして、帰ろ、帰ろぉ〜・・・・・・・・・

■2002年3月28日■ 

半音の練習が宿題、って言ったって・・・・・・・・・・・・・(-_-;)
正直、こういう練習が一番苦手である。昔っからそう。ピアノの練習でも、ソルフェージュが
大っ嫌いだった。いっつも二度三度ぱぱっと弾いたらすぐにツエルニーとかバイエルとか、「曲」っぽい
練習に変わっていたものだ。しかも今回のサックスでは、ソルフェージュのような楽譜がない。
いや、楽譜やさんに行けばあるんだけど、先生からもらってない!!
そもそも今まで使ってるYAMAHAの教本もコピーやし(爆)。
ということは、この半音練習も、頭のなかの楽譜や鍵盤と戦うわけで・・・・。ふぅ(;^_^A アセアセ

必死の繰り返し練習をしたおかげで、どうにかソラで半音階をちゃちゃっとふけるようにはなった。
どうせ来週には忘れてるとは思うけど、宿題やし、それでええねん!(よくないっ!>自分)
「さて、宿題はやってきましたかぁ〜( ̄ー ̄)ニヤリッ」
レッスン早々、先生からツッコミが。あ、いっつも前の週のこと忘れてるのに、これは覚えてましたな。
ドキドキしながらもどうにか吹き終わる。
「まぁ、そんなもんですかね〜。ほら、音大とかクラシック系の教室行くと、こういうの聞えてくるでしょ?
(そうそう、昔国立音大の真裏に住んでたとき、よく聞えてた!)私ふけまーす!みたいなかんじで(笑)
ジャズ系の人はそんなにこれみよがしにはやんないんだけど(爆)、まあこれが自由にふけるように
なれば、コードの話もしやすくなるしね♪」
コ、コード?ああ、先生、あんまり先をいかないでぇ〜(泣)

な〜んて、実はコードの話をだした張本人は私だったσ(^◇^;)
毎回レッスンの最後に「質問は?」と聞かれて、ついコードについて質問しちゃってたのだ。
過去にフォークギターを独学でやろうとして挫折したコード。ピアノ習ってても後半はいい加減だったので
コードの説明までしてもらえなかった。クラシックだったし。
・・・てな訳で、今まで生きてて初めてG7やらAmやらのコードの意味を知ることとなった。きゃー♪(謎)
で、聞けば聞くほどわからんのよね、これがまた(-_-;)。
結局時間切れとなり、メールで後日説明してもらうことになった。先生、ごめんちゃいm(__)mペコ

肝心の演奏のほうは・・・・。ぶひぶひー!
三連譜、半音階で狙ったようにつっかえる、つっかえる!お見事!
私の楽譜はつっかえそうな場所にピンクやら青やらのマーカーがしてあるのだが、それが週を追うごとに
増えていって、どんどんケバい楽譜に・・・・。すごく渋い曲なのに・・・・。
「こ、これ、かえって読みにくくて、つっかえる原因になってません???(^_^;)」
いいのっ!昔っからこのスタイルなんだから!!
乙女の祈りも、Lady Madonnaも、Highway Starも、ぜ〜んぶこの方法でクリアしてきたんだからっ!
・・・・・・しっかり練習してきま〜す・・・・・・・・・・・

■2002年3月21日■

今日は祝日♪しかし、サックスのレッスンはあるのだ。
でも、ということはレッスンの前に練習していけるんだもん! (^。^*))((^O^)v

・・・と甘い考えでチョロっと練習していった私を待っていたのは地獄だったσ(^◇^;)

先生と他愛無い世間話をしながら『いそいぎ』をやる。
上下のオクターブ差があってスローで簡単なメロの割には、アンブシュアが超ビギナーモードに
戻ってしまっている今の私にはちょうどいい上下感で練習になる曲である。
去年のレッスンでも一度やってる曲なので、簡単カンターン♪といい気になって演奏。
さぁて、次はどの曲やっるのかなぁ〜??(((o(^。^")o)))ワクワク・・・と思っていると、
「よっし、この曲はOK、問題ないよね。ほんじゃー、これにくっついてたもうひとつの譜面・・・・ある?」

へっ?!( ̄□ ̄;)!!

もうひとつの譜面とは、『Jazz Etude』なるタイトルの、『いそしぎ』のアドリブ譜面である。
譜面になってるっちゅ〜たって、アドリブよ、アドリブ!
フツーに聞きやすいメロになってないんだってばさ!
こっちのほうは去年やってないのだよ〜(;>_<;)ビェェン
「じゃあ、やりましょかっ(^-^)ニコ」
先生はいともアッサリと言ってくれる。うぐ、初見は苦手なのよ、私。昔っからピアノでもなんでも
初見の時は楽譜にへばりついて赤ペン片手に間違えそうな箇所チェックして覚えて・・・。
そうしないと演奏できないダサダサちゃんです。ましてやこんなアドリブの初見なんて・・・・。まぁ
楽譜になってること自体、本当はアドリブっていっちゃいけないんだろうけどさ。ふぅ。

ビビリまくる私をよそに、レッスンは2小節づつ進んでいく。
ハッキリ言ってボロボロ、ヘロヘロ、メタメタであるσ(^◇^;)。マジで泣きそうになってくる。
個人レッスンも3回目を数え、やっと昔のような余裕がでてきたところにこの仕打ち。
「難しい・・」「だめ、できない・・・」思わず愚痴が口をついてでる。眉間には皺。
それでも先生はそんな私は一切無視して(爆)さわやかな笑顔でどんどん進めていく。
「さぁ、もう一回!う〜ん、半音のとこがちょっと厳しいなぁ・・・」
そう、私はやっと運指を思い出してるレベルなのだから、半音階なんて頭からすっぽぬけてる。
しかも3連譜が次々とでてくる。オクターブを超えた半音の三連譜になると、脳みそと手と口が
バッラバラになって悲惨な状態になる(ノ_・。)
うがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!
これって、テーマである『いそしぎ』と一緒に吹くとすごくかっこいいんだよね、きっと。

結局楽譜半分くらいでお時間となってしまいました。
(パソコンの話で盛り上がりすぎたって話もあるが(笑))。
「じゃあ来週までに半音の練習、宿題だからねっ」
先生、そんな笑顔で厳しい宿題・・・・ハイ、頑張りますぅ・・・・(ぼそっ)
この試練を乗り越えられなかったら先に進めないもんね〜。こういう指導がされたくて
個人レッスンにしたんだし。頑張れたねたん、ファイトだ自分!!←壊れてきた・・・・

■2002年3月14日■

前回の久々のレッスンでめちゃくちゃキンチョーしてしまった私σ(^◇^;)
週末に必死で練習してどうにか勘を半分くらい取り戻した・・・・かな???

今日からレッスンを8時15分スタートにした。そうすれば職場から家に一旦戻ってから余裕で
行けるので 職場にあの重いサックス君を連れていかなくてもいいのだ♪
しっかし、今日は会社を休んでしまったヘ(__ヘ)☆\(^^;)
風邪だか花粉症だかで、実は前の日から体調が悪く、朝になってさらに気分が悪くなっていて
結局会社を休んでしまっていた。だからといって当然さらにサックスの練習ができたわけでもなく、
(ううっ、この体調でサックス吹くのはちょっとシンドイなぁ・・・・・・)と夕方ぐらいまで悩んでいた。
しかし不思議なことにどんどんレッスンの時間が近づいてくると自然と体が元気を取り戻し、
気がついたら出かける用意を済ませて私は渋谷のスクールへ向かっていた。
今日のレッスンを休んだら、後悔の気持ちでさらに体調が悪くなってしまいそうだったし・・・・。
ま、ええわ。仕事より趣味のほうが元気になるのは当たり前やしっ←開き直った人(笑)

前回のドキンチョーからは少々冷静なスタート。
ゆっくり準備をしながら先生と会話し、気持ちを落ち着かせる。
そう、あせるな、あせるな・・・。しっかし、前は他の生徒さんが話してる間にこっそり準備ができたけど
個人レッスンだと準備しながら先生とも会話しなくちゃいけない・・・ちと大変かな?(-_-;)
準備できるや否や、まだ暖めてないのに「じゃ、どの曲だっけ??」とすぐに始めようとなさる。
ううっ、チューニングもなしかいや・・(ノ_・。) ま、それ以前のとこで先週はコケたんやけど(自爆)。
『Take the A train』を演奏する。
前回ヘロヘロだった箇所もなにげなくうまくこなす。ふふん、どうじゃっ?練習すりゃあこんなもんさっ!
しっかし、私はフルコーラス練習するのを忘れていた( ̄□ ̄;)!!
細かいチェックが入って注意された後、
「じゃあ、フルコーラスで・・・・。Aメロ、Bメロで1かっこからまた トップに 戻ってぇ・・・・」
えっ?!ぜ、全部やるの??ひ、ひとりで????
そ、そうだよね・・・先生やったってしゃーないもんね・・・・・・・(:_;)
先生も一緒に吹いてはくれるけど、それを聞く余裕はない。ひたすら譜面をにらんで間違えないように
テンポを崩さず必死に吹く私。後半になるにつれてやっぱり口が緩んでくる。口の両端から息が
スハー、スハーと漏れる。ううっ、や、ヤバイ・・・。
どうにか吹き終るも口がボロボロでうまく回らない。
「なかなかうまくふけたじゃないですか」
「で、でも後半口が疲れて、ヘロヘロに・・・」
「ああ、それはわかってましたけどねっ♪」
や、やっぱり??σ(^◇^;) でもまあ先生が最後にハモってくれたからちょっとかっこよく終れて
楽しかったな〜♪ セッション、早くできるようになりたい〜♪

今日の私の課題はオクターブ。
オクターブキーのタンポが欠けてるとこから始まり(それは演奏には影響ないそうだけど)、カミカミ星人に
逆もどりしてしまった私は、オクターブ下がる音を急にだせなくなっていた(-_-;)
そんな私に先生が課したのが、「マッピかみかみ上下音運動」。←勝手に名前つけてしまった(笑)
マウスピースを咥えたままでオクターブ上と下の音をだす練習。マウスピースだけでもできる。
これは今のように噛み過ぎてると絶対にできない。下あごが自由でないとね。
そしてこれがうまくなれば、かなりジャズっぽい演奏になる訳で・・・・・。マッピだけでもできるから
これだけは毎日練習できそうだな。次の曲は「いそしぎ」だけど、これは単純なCメジャーの曲だけど
オクターブ上下のメロなので、まさにこれができてないとダメなのだ〜。
来週のレッスンまで、あごに集中するぞぉ〜!!オー!

■2002年3月7日■

約3ヶ月ぶりのレッスン。
昨年で一段落してから、次の教室をなかなか探せないでいた。
やっと今まで教えてくれてた先生が新しいスクールで個人レッスンをしてくれることになり、
渋谷という地の利もあって、そこに決めることにした。

しっかし正味な話、去年の最後のレッスンの日以来、サックスに触っていない私σ(^◇^;)
サックス本体が腐ってるんちゃうか、カビてるんちゃうか、という心配はもとより、運指やらアンブシュアやら
技術自体が落ちてるんじゃないか、という恐怖が強い。(だったら練習しとけよ・・・って話っすよね)
車の運連も免許とってから全然載れなくて結局ペーパードライバーになってしまった過去をもつ以上、
サックスだけはその二の舞になりたくないのだけど・・・・・(-_-;)
が、ここんとこの花粉症や風邪でせっかくの休みを寝て過ごさなくてはいけなかったので、この日の
レッスンは本当に「ぶっつけ本番」だった。

「先生〜、お久しぶり〜!あ、あけましておめでとうですね〜♪」
妙にはしゃいでみる。思いっきりいいノリにしておけば、多少へたっぴでも・・・・・(ぼそぼそ)
とにもかくにも、去年までは5人の仲間で和気藹々と騒ぎながらレッスンしていたのだけど
今日からは先生と1対1!手柄も自分ひとりのものならば、ミスの責任も自分ひとりのものなのだ。
先生も結構マジメな人だしね、ああ見えても・・・(-_-;) ヘロヘロだったら怒られそうやなあ・・・・

で、結局のところ、私は先生も呆れるくらい大キンチョーしていた。
まず、リガチャーを上下逆につけて気づかない。
「逆につけてるし・・・・・(ーー;)」
という先生の一言に( ̄□ ̄;)!!やっと気づく始末。
頭のなかは真っ白け、手はがくがく震えるし、まるで初めてのレッスンのようでした。
先生とはサックスのレッスン以外でも、HPのこと教えてあげたりしてメールのやりとりをしょっちゅう
してるので、いまさら緊張する間柄でもなかったんだけど・・・・。
練習一切しないで来てしまった申し訳なさからの緊張でしょうね、きっと(-_-;)
で、じっくりロングローンとかやらせてくれるかと思ったら、スケールをちょっとやって
「今日、楽譜持ってきてる?」
「あ、はい、前にいただいた奴なら・・・」
「おおっ、よっしゃ。それやろう!」
ほんで『慕情』『Take The A Train』をいきなりやりました。特に後者は運指がめっちゃ難しくて
去年散々練習していってもなかなかうまく演奏できなかったのに・・・・・。
やっぱりボロボロ。しかも、先生やっぱり厳しいモードになっていて、私が運指を間違えるたび
(-_☆)キラーンと目つきが鋭くなり、「あ、待って。そこ、もう一度最初から!」とチェックが
はいる。うぐっ、やっぱり個人レッスンは気が抜けないわっ(;^_^A アセアセ
お試しコースだった今日は30分のクラスだったのだけど、本当にあっという間でした。
音楽理論も説明してくれるし、無駄な時間にしないためにも、次回はちゃんと練習していきまーす!

・・・・to be continued・・・・

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